ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアの歴史

世界最古の飼い猫として古代エジプトで寵愛を受けたとされている猫種はアビシニアンですが、欧州地域において最も古くから愛されてきたとされているのが「ブリティッシュショートヘア」です。

ブリティッシュショートヘアが歴史に登場したのは古代ローマ帝国が英国を襲撃したとされる2世紀頃で、当時船内のねずみ駆除のために同行させていたとされているのが原種と言われます。

その後英国内でも同じように住宅などのネズミ退治のためにブリティッシュショートヘアを飼育するということがよくあり、猫の純血統制度が始まる1870年代よりも何世紀も前から英国民の生活に密着した存在であり続けてきました。

血統制度が確立してからは英国が国として純血種の繁殖を行うようになり、現在のような安定的なブリティッシュショートヘアという種類を作り出しました。

ちなみにブリティッシュショートヘアが品種として登場する前の1620年代に航海に同じ品種の猫が同行してアメリカ大陸に渡りそこで帰化したとされているのが大人気の「アメリカンショートヘア」です。

ブリティッシュショートヘア の特徴

もともとの品種を同一にする「アメリカンショートヘア」と「ブリティッシュショートヘア」ですが、見た目は近いもののかなり性格的に差があります。

日本で1、2を争う大人気の品種アメショーの特徴といえば人懐こいコケティッシュな性格をしているという点です。

しかし同じご先祖を持つブリティッシュショートヘアは反対にしっかりとした固い性格をしていることが多く、賢く飼い主の言うことを理解することができる一方であまり自分から甘えてこないというところがあります。

もともとが航海に同行するなどしてネズミを退治するという役割を与えられてきた猫ということもあるのでしょうが、現在もハンター気質が強く残っており猫じゃらしなど狩りを想定させるような遊びにはかなりよく食いつきます。

体つきも筋肉質で触れてみるとかなりがっちりしていて力強さを感じることができます。

いわゆる「猫らしい」性格を標準的に備えている猫というふうに言うこともできるので、あまりベタベタした甘えん坊の猫よりはそのくらいの距離感で付き合いたいという人にとってはおすすめです。

ただし子猫の時期にはまだ自立心がそれほどなく人に積極的に甘えてくる猫もいるので、子猫のうちから信頼感を築きながら育てていくというのもよいと思います。

飼育するときに注意したいこと

まずブリティッシュショートヘアを飼育する前に絶対知っておいてもらいたいのが他の猫との血液型の違いです。

猫にも血液型があるのですが、他の品種の猫の大半はA型であるのに対しブリティッシュショートヘアでは全体の半分くらいがB型となっています。

ですので怪我をしたり出産の時に大量出血をして輸血をしなければいけなくなった時に外の猫の血をそのまま使ってしまうとその適合不良によりショック死をしてしまうことがあります。

メスの場合は妊娠をした猫が異なる血液型をしていることもありそれがもとで死産になったり母体が危険になることもあったりします。

特にメスのブリティッシュショートヘアを飼育する場合にはその点に十分注意をしていきたいところです。

またブリティッシュショートヘアは体質的に中年期以降に非常に太りやすくなってしまいます。

近年猫の肥満についてはたくさんの情報が伝えられており便利なダイエットグッズも販売されているので、ブリティッシュショートヘアを飼う場合には早めにそれらを参考に体質の変化に備えてあげるようにしてください。