マンチカン

マンチカンの歴史

マンチカンはネットでもたびたび写真で紹介されることがある独特の短い足を持った猫のことです。

さながらダックスフンドの猫版といったところで、短い足でちょこちょこと走り回る様子の可愛らしさが多くの猫ファンの心をわしづかみにしています。

マンチカンの歴史は1944年に遡り、英国で突然変異によって足が極端に短い猫が生まれたという報告が残っています。

しかし当時は品種として定着をすることなくそこで一旦血筋は途切れるのですが、1953年になってからロシアで同様の短足猫が発見されたということを皮切りに、米国やニューイングランドでも同じような猫が生まれたという報告が相次いでいきました。

こうした世界各地で誕生した短足猫たちはそれぞれブリーダーさんたちの手によって品種として定着するように交配が重ねられ、1991年になってようやくキャットショーに「マンチカン」という品種で登場することになりました。

当初は足が短いという障がいを持った猫を意図的に繁殖させたと反対意見もあったのですが、世界各地で一定数の短足猫が誕生していることが判明したことや、何よりその見た目の可愛さから自然に容認されるようになり現在にまでいたります。

マンチカンの特徴

マンチカンのトレードマークとなっている短足ですが、実は全てのマンチカンが短足というわけではありません。

中には体高のある普通の猫と変わらないサイズのマンチカンもきちんと存在しており、どちらかというと短足のマンチカンの方が少数派であったりします。

飼い主としては短足のマンチカンを期待するところですが、短足になる個体は全体の約2割程度ということなので子猫のときにマンチカンの純血種を購入したものの、大人になるにつれて普通の猫と同じように育っていったということは珍しくありません。

もともとが突然変異によって登場した短足猫なので、完全に定着をするというわけにはいかないようです。

また短足猫を定着させるため、過去にはさまざまな品種を交配させてきたということもあり毛並みや顔つきにかなり大きな個体差があります。

ネットなどでマンチカンが人気があるのもそうした事情により可愛らしく短足に育つ個体が実際にはそれほど多くないということが関係しています。

飼育するときに注意したいこと

短足猫として育ったマンチカンはとてもかわいらしい見た目をしていますが、純粋に猫の生態としてはやはり弱い部類に入ってしまいます。

通常の猫よりも足が短いということは先天的に足の骨に異常を持っているということもあり、それがもととなる病気を発症してしまうこともあります。

また運動能力も足の短さがハンデになって転倒や墜落といったことも起こりやすくなります。

飼育をするときにはあまり高すぎるタワーやジャンプができる台などをつくりすぎず、無理なく運動ができる設備にしてあげましょう。

また高齢になって骨が弱くなるとどうしても怪我をしやすくなるのでこまめに健康チェックをして定期検診を受けるようにすることも忘れてはいけません。